箱好き・・・カルトナージュ 6/1 Wed.
女性で箱の好きな方、多いですね。
かくいう私も、昔からクッキーのティン缶だの、箱目当てにチョコレートを買ってだのと気が付けばたくさん集めていたことがありました。
フランスにはカルトナージュという美しい箱があります。
ほとんどは厚紙に(たまに木の場合も)花柄のファブリックを貼ったもので、自分のお気に入りの小物やレースの収納に使います。長方形のものはグローブケースだったことが多いようです。時の流れとともにその花のプリントが色あせていい味わいになる人気のアンティークでもあります。フランスでも結構なお値段で売られていて手の出ないことも。最近はカルトナージュ作りのカルチャー教室もあるようですね。
いつの時代も箱は人気もの。 ・・・なぜですかね。
自分だけの世界を作れるから?
そう言えば幼い4,5歳のころ、父親の書斎机の右、一番上の浅い引きだしが気になって、そこはたいてい鍵がかかっていて・・・だからこそ妄想がふくらんだのでしょうか。
だれか科学者に身長1センチほどのミニチュアの人間をいっぱい作ってもらって、あの引きだしの中に小さい街を作るんだとひそかに本気で思っていました。お店や学校、公園もあってある程度の人口がいて、普通の生活がその引きだしの中でされている・・・そういう想像。 そして小学校に上がって自分だけの机ができたら絶対それを作るんだと。そのうち、この人とあの人を出合わせるとか。 もちろん誰にも秘密。
それからその妄想は誰に話すでもなく時が過ぎて、ほとんど忘れ去られてしまうのですが、たまに思い出します。3年に一度、いや5年に一度くらいね。
今考えるとちょっとこわい?話でもあります。