阿藤雅恵さんの布花 10/18 Mon.
今日は恵比寿三越で開催されている阿藤雅恵さんの布花展(~21日)にお邪魔しました。
他を圧倒する大輪のバラから素朴で可憐な野の花まで、阿藤さんは一枚一枚の花びらや葉をていねいに染めるところから始められます。 ひらめきやあるいは緻密な計算によって混ぜ合わされた染料で。 布はシルクや綿などさまざまで、アンティークの生地や日本の古い着物地も使われます。
今にも風に飛ばされそうなはかない揺らぎやそれでも耐えきれず落ちてしまった一輪の椿の花、枯れゆくものの美しさ。 そういう世界を阿藤さんは表現されます。
渋谷のとあるデパートで。 早く用事を済ませようとせかせか歩いていた私の目に突然飛び込んできた豊かな色の世界。 でも忙しいから、と通り過ぎてみたものの・・・なにか通り過ぎてはいけないと自分の中で強く思い後戻り。 展示会をされている布花作家の阿藤さんとお話することができました。 好きなお花をいくつか購入し家路に。 それから数日はしばし眺めてはうっとり、ため息をつくほど・・・だったのです。
それが最初の出会いでした。今年の2月のことです。 阿藤さんはプリマヴェーラ スタジオを主催され教室も持っておられます。東京各地で個展をされウエディング用のブーケなどの創作にも励まれ、お忙しい毎日を送られています。全国から、いえ、ロシアやオーストラリアからも阿藤さんの布花に魅せられた方々が遥か海を越えて習いに来られるそうです。
キゼットでもクリスマスに間に合うよう12月の上旬位に、阿藤さんのブーケやアンティークのレースやメダイなどとアレンジしたコサージュをご紹介していきたいと思っています。 楽しみにお待ちくださいね!
最後にどうしても写真を一枚、とお願いしましたら、「展示会で写真なんて撮ったことないのよ~」とおっしゃりながらも快くOKしてくださいました。 創られるお花のようにとても穏やかで可愛らしい(生意気ですみません!)方なんです。
まだまだ書き足りませんが(!)、また後日ご紹介させていただきます。